うちなーむーくーブログZ

うちなーむーくーとは、直訳すると「沖縄婿」。結婚して沖縄に移住したおっさんの日記です。

沖縄に移住して良かったこと、悪かったこと

f:id:bluenote203:20210226094426j:plain

 

内地(沖縄以外)から沖縄に移住したいと考える人は多い。実際僕も内地に住んでいたときは、漠然と沖縄に住んだら暖かくて雪も降らなくて楽しそうだなあと思っていた。そして、実際に移住してみたら確かに暖かいし、楽しいことも多かった。でも、逆に楽しくないことも同じくらい多かったような気がする。僕はたまたま沖縄の人と結婚して移住したから沖縄に定着したけど、そうじゃなく単身で移住していたら多分嫌になって地元に帰ったんじゃないかという気さえする。

そんなんで、今回は沖縄に移住して良かったこと、悪かったこと、を書いていく。

 

【良かったこと】

温暖な気候

とにかくこれ。特に僕の場合は寒がりなのと雪国(山形県)から移住したので、冬でもせいぜい下がっても10度くらい、なのと、雪かきをしなくていいというのが最高のメリット。

 

意外と都会

これも山形県という田舎に住んでいたことが大きいのだが、沖縄は意外と都会で暮らすのに便利。那覇市は東北に置き換えると仙台市くらいの都会感。あと観光地なのでカフェやバルスタンドなど、イケてる飲食店が多いから食べ歩くのも楽しい。

 

海がきれい

晴れの日は海沿いを走るだけでバカンス気分を味わえる。

 

音楽が身近にある

僕が住んでいる沖縄市は音楽の町。無料でライヴを聴けるライヴハウスがいくつもあって、ライヴをする方も無料で出演させてもらえたりするから、コロナになる前は内地のバンドがライヴツアーにくるとかよくあった。ライヴハウスの経営がどうやって成り立っているのか謎だけど、お客が多いから飲食代だけでやっていけるのかもしれない。

 

観光地が楽しい

沖縄は狭いので、各地の観光地にイケてるスポットに車ですぐ行けるのが楽しい。北谷町アメリカンヴィレッジとか、気分はもうカリフォルニア。

 

【悪かったこと】

給料が安い

とにかくこれ。薬剤師とかSEとか、専門職はまだましだと思うけど、そうじゃない人はなかなかしんどい思いをすることになる。ちなみに僕は35歳の時に移住して、年収600万くらいから一気に半分の300万くらいまで減った。妻の収入があったからまだよかったけど、単身で移住する気にはならなかったと思う。

 

意外と物価は高い

基本的に物価は内地と同じか逆に高い。特に野菜は内地からの輸送費がプラスされるので、沖縄の方が高くなる傾向がある。ただし、うるま市与勝半島など特殊な地区は床屋とか食堂とかが異様に安かったりする例外はある。

 

友達がいない

当たり前だけど、移住したら知らない土地でイチから関係を作っていかないといけないので、人見知りな人とかおっさんとかは結構シンドイかもしれない。沖縄の人は人懐っこいけどシャイなので、基本的に相手からは話しかけてこないと思った方がいい。友達を作るには自分からグイグイ行く必要がある。

 

ヤッケーシージャ

沖縄の方言で「老害」の意味。こんなこと書くと怒られそうだけど、沖縄には「たーがシージャか(誰が年上かわかってるよな?)」という言葉もある通り、「年上は威張っていい」という悪しき風習がある。なので、無能なのに威張っている老人が多い。あまり詳しくはかけないけど、一部地域の音楽関係の人にけっこう多かった。

 

油断すると何にでもすぐにカビが生える

沖縄は熱帯なので、夏場の湿度が高い。内地の感覚でクローゼットに服をしまいっぱなしにしているとすぐにカビが生えたりする。クリーニング後のスーツにカビが生えたときは衝撃だった。夏場は多少の電気代には目を瞑り、エアコンつけっぱなしが推奨。

 

ヤンキーが多い

昭和ライクなヤンキーや暴走族がまだ生き残っている、夜の歓楽街はガチのやくざがいたりと治安が悪い、職場によってはDQNがいる、など。特に職場DQNは直接かかわってしまうと厄介。建築土木系は要注意。あと暴走族はマジでうるさい。小さい子供がやっと寝てくれたタイミングで現れると殺意がわく。

 

左翼と右翼がウザい

沖縄は左翼と右翼の代理戦争の渦中にあるので、それ系の人にかかわると面倒くさい。

 

 

やはり移住にあたって最大のネックになるのは仕事だと思う。内地だと平社員で年収300万円って普通だけど、沖縄だと管理職のレベル。平社員だと月給15万とかザラ。内地に本社がある企業や、IT系だと比較的年収は高くなる傾向にある。SEやクリエイターのようにどこでも仕事できる人が圧倒的に有利。そうじゃない場合は専門職であっても年収が下がるのは必須なので、そこを我慢できるかがどうかがポイントになってくる。

 

とりあえずこんなところかな。移住関連の記事は今後も定期的に書いていきたいと思う。